CIO NovaPort TRIO II 67W 3C レビュー|PCとスマホの2台持ちなら買い、PCを含む3台同時が日常なら見送り

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CIO NovaPort TRIO II 67W 3C レビュー|PCとスマホの2台持ちなら買い、PCを含む3台同時が日常なら見送り

更新日:2026-09-21 公表値にもとづく評価

USB-Cを3つ、約113gの筐体に収め、同時充電のときに何Wずつ分けるかを組み合わせごとに数字で公表している。CIO NovaPort TRIO II 67W 3C はそういう製品です。代わりに捨てているのはUSB-Aポートと、3台同時のときの余裕。ノートPCとスマホを充電器1つで済ませたい人の検討リストには載せていい。PCを含む3台を同時に充電し続けたい人のリストには載りません。

結論

ノートPCとスマホの2台を1つの充電器で充電する人は買っていい。2ポート同時の配分が「45W+20W」と仕様表に書かれているので、手元のPCで足りるかを買う前に計算できる。PCを含む3台を同時に充電するのが日常なら、合計60Wの枠に収まらないので見送り。

★★★★4.5 6,000円台・65W級の3ポート充電器としての評価

CIO NovaPort TRIO II 67W 3C

CIO NovaPort TRIO II 67W 3C

¥6,688 2026-09-21時点

2ポート同時でも45W+20W。USB-C×3で約113g。

CIO NovaPort TRIO II 67W 3C はどんな製品か

CIOのNovaPortシリーズで、USB-Cを3つ持つ67W級の2代目にあたります。型番は CIO-G67W3C-N2。発売時のニュースリリース(2024年7月)では、初代の NovaPort TRIO から体積比で約11%小さくなり、奥行きが約7%短くなったと説明されています。約54×40×30mm・約113gで、単ポートなら最大67W。2台つなぐと合計65W、3台なら合計60Wの枠で配分します。

設計の狙いは出力の高さではなく、小ささと配分の分かりやすさを両立させることにあります。同じCIOには1ポートで約74gの SOLO II 65W があり、Ankerには USB-A を残した 735 Charger がある。TRIO II 3C はその中間で、「ポートは3つ欲しい、USB-Aはもう要らない、できるだけ小さく」という要求に絞った製品です。USB-Aを1つ残した姉妹機の TRIO II 67W 2C1A も同時に出ていて、選び分けはFAQに書きました。

メーカー希望小売価格は6,688円(税込)。充電ケーブルは付属しません。プラグは公式表記で「90°スイング」、倒して収納できる形です。表面は一眼レフカメラのボディのような、傷がつきにくいシボ加工だとメーカーは説明しています。

ポートUSB-C×3
単ポート最大67W(20V=3.35A)PPS 3.3〜11V=5A
2ポート同時45W+20W または 30W+30W(合計65W)
3ポート同時20W×3 または 30W+20W+10W(合計60W)
対応規格PD3.0/QC4.0+/PPS
サイズ・重量約54×40×30mm・約113gプラグは90°スイング
付属品本体、取扱説明書(日本語・英語)充電ケーブルは付属しません
価格¥6,688(2026-09-21時点)

出典:CIO公式 NovaPort TRIOⅡ 67W 3C 製品ページ、発売時のニュースリリース(2026-09-21確認)

買う理由は「配分が数字で分かる」に尽きる

2台挿しても、PCに45W残ることが仕様表に書いてある

65W級の充電器は、2台目を挿した瞬間に65Wではなくなります。問題はその分け方で、合計値しか公表していない製品が多い中、TRIO II 3C は仕様表に「45W+20W または 30W+30W(合計65W)」と書いています。PC側の取り分を買う前に確認できるので、「つないだのにPCの電池が減っていく」という事故を購入前に避けられます。13インチクラスのノートPCなら45Wで作業しながらの充電が進み、20WはiPhoneやPixelの急速充電に足りる数字です。

どちらの配分になるかは、接続した機器に合わせて自動で決まる(NovaIntelligence)とメーカーは説明しています。どの機器の組み合わせでどちらになるかまでは公式に記載がないので、PCに45Wを確実に回したい場面では、PCの充電が進んでからスマホを挿すか、PCだけを単ポートでつなぐほうが確実です。純正アダプタが30W以下のPCなら、どちらの配分でも足ります。

USB-C×3で約113g。3ポートの67W級では小さい部類

約54×40×30mm・約113gは、USB-Cを3つ持つ67W級として小さい部類です。同じ3ポートの Anker 735 は約66×38×29mm・約132gなので、19g軽く、ひと回り小さい。プラグは倒して収納でき、コンセントで隣の口と干渉しにくいサイズだとメーカーは説明しています。カバンに入れっぱなしにするなら、この差は毎回効きます。

PPSは3.3〜11V・5A。Galaxyの45W超急速充電に対応

PPSに対応し、範囲は3.3〜11V・5A。Galaxy S24 Ultra で最大45Wの超急速充電に対応する、とメーカーは明記しています。Anker 735 の仕様表にはPPSの記載がないので、Galaxyを45Wで充電したい人には、この価格帯で差がつく項目です。iPhoneはPPSを使わず、通常のPDで充電します。

保証は1年。無料の登録で2年に延びる

CIO製品の保証は通常1年で、会員登録と延長保証登録をすると最大2年に延びます。費用はかからず、Amazonや実店舗で買った場合も対象、とCIOは案内しています(フリマなど購入履歴のないものは除く)。製品ページには保証の記載がないので、この点は全製品共通のお知らせを根拠にしています。

買う前に引っかかる2か所

3台挿すと合計60W。PCに回せるのは最大30W

3ポート同時は「20W×3 または 30W+20W+10W(合計60W)」です。PC・スマホ・イヤホンを同時に挿すと、PC側は最大30W。45W以上を要求する機種では、作業しながらだと電池が減っていく状態になります。公式ページにも「複数ポート同時使用時にPCの充電が不安定な場合は、単ポートで充電してください」という注記があり、3台同時のPC充電を前提に作られた製品ではないと読めます。

同時に使うのが2台までなら、この制限は表に出ません。3台目のイヤホンやスマートウォッチは、PCの充電が進んでから挿す運用で回避できます。PCを含む3台を毎回同時に、という人は65W級ではなく100W級の話になるので、他の候補の欄で触れます。

熱を持つと出力を絞る設計。何Wまで下がるかは公表されていない

NovaSafety2.0 という機能で製品温度を常時監視し、高負荷時に自動で電力を調整する、とメーカーは説明しています。小型のGaN充電器では珍しくない設計ですが、TRIO II 3C の公式ページには「何Wまで下がるか」の数字がありません。同じCIOの SOLO II 65W は「充電開始から20〜30分ほどで、内部温度に応じておおよそ55W程度まで出力が調整される」と公式に書いています。TRIO II 3C についてはその数字が公式にないので、純正アダプタが65W以上のPCで連続して引き続ける場面では、公称どおりの速度が続かないことがある、と見ておくのが妥当です。

純正アダプタが45W以下のPCなら、多少絞られても要求の範囲に収まり、体感には出ません。65W以上を要求するPCを速く充電したい場面が多いなら、65W級そのものが上限に近いので、100W級に予算を上げるほうが確実です。

USB-Aポートがないことと、ケーブルが別売りなことも書いておきます。USB-Aのケーブルしか使えない機器が残っているなら、姉妹機の 2C1A か Anker 735 のほうが合います。ケーブルは、USB PD の規格上、eMarker のない一般的なUSB-Cケーブルが3A(20Vで60W)までなので、67Wをそのまま通すには5A対応(「100W」表記)のケーブルが要ります。60Wと67Wの差は体感に出ませんが、「67Wの充電器を買ったのに60Wしか出ない」と困惑しないために。

2つの弱点は、同時に使うのが2台までで、PCの要求が45W前後までなら表に出ません。その条件に当てはまる人には、この価格帯で最初に検討していい製品だと判断しています。

他の候補と比べると

TRIO II 3C を選ばないとしたら、取るのは軽さか、USB-Aのどちらかです。PCを含む3台同時が日常なら、ここに挙げる2製品を含めて65W級のどれを選んでも足りず、100W級に予算を上げるしかありません。

CIO NovaPort SOLO II 65W

CIO NovaPort SOLO II 65W PC1台だけなら

¥4,380

約74g・USB-C×1で配分の問題がそもそも起きない。代わりに2台目を挿せず、20〜30分で55W程度に調整されると公式に記載がある。

Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)

Anker 735 Charger (GaNPrime 65W) USB-Aが要るなら

¥7,910

USB-C×2+USB-A×1で古いケーブルをそのまま使える。約132gと重く、下側USB-C+USB-Aの組み合わせは合計24Wまで。PPSの記載なし。

買っていい人・見送っていい人

買っていい人

  • ノートPCとスマホを、1つの充電器で同時に充電する日が週に何度もある
  • 買う前に「自分のPCで足りるか」を数字で確かめてから決めたい
  • 手持ちの機器とケーブルがUSB-Cで揃っていて、USB-Aの機器が残っていない

見送っていい人

  • 充電するのはPC1台だけで、軽さと安さを優先する → SOLO II 65W
  • USB-Aのケーブルしか使えない機器がある → Anker 735
  • PCを含む3台を同時に充電する日が多い → 65W級では足りない。充電器につないでいるのにPCの電池が減っていく理由
この評価の根拠

確認したもの:CIO公式の NovaPort TRIOⅡ 67W 3C 製品ページの仕様表と注意書き、発売時のニュースリリース(2024年7月)、延長保証のお知らせ、SOLOⅡ 65W と TRIOⅡ 67W 2C1A の製品ページ、Anker Japan 公式の Anker 735 Charger 製品ページ(2026-09-21確認)

比較した相手:同じ65W級の CIO NovaPort SOLO II 65W と Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)。突き合わせた項目は、複数ポート同時使用時の配分の公表有無、重量とサイズ、PPS対応、ポート構成、価格

見ていないこと:実機での充電速度・発熱・長期耐久、個体差。数値はすべて公表値です。購入者レビューは参照していません。

よくある質問

3Cと2C1A、どちらを選べばいいですか

USB-Aの機器が1つでも残っているなら2C1A、なければ3Cです。2C1AはUSB-Aの単ポートが最大18Wで、USB-C1+USB-Aなら45W+18W。ただ、USB-C2+USB-Aの組み合わせは合計15Wまでという注記があり、挿す位置を間違えるとPCの充電が進みません。3Cの仕様表には、ポートの位置による制約の記載がありません。価格は2C1Aが6,589円、3Cが6,688円(いずれもメーカー希望小売価格・税込)、重さは2C1Aが約109g、3Cが約113gです。

MacBook Pro など、65W以上を要求するノートPCも充電できますか

充電はできますが、速度は落ちます。単ポート最大67Wなので、純正アダプタが70Wや96WのPCでは、使いながらの充電で追いつかない場面があります。CIOは「PCへのPD充電は各メーカーによって必要な電圧・電力が異なるので、PCメーカーに問い合わせてほしい」と注記しています。純正アダプタのW数が65W以下なら、単ポート利用時は不足しません。

まとめ:PCとスマホの2台持ちなら、この価格帯で最初に検討していい

CIO NovaPort TRIO II 67W 3C は、2ポート同時の配分を数字で公表している点で、65W級の中で買う前に計算できる数少ない製品です。ノートPCとスマホを1つの充電器にまとめたい人は、これを最初の候補にしていい。

充電するのがPC1台だけなら、軽くて安い SOLO II 65W のほうが合います。USB-Aの機器が残っているなら Anker 735 か、姉妹機の 2C1A。

3台同時にすると合計60Wの枠になり、PCに回せるのは最大30Wです。PCを含む3台同時が日常なら、この製品に限らず65W級では足りません。

CIO NovaPort TRIO II 67W 3C

CIO NovaPort TRIO II 67W 3C

★★★★4.5

¥6,688 2026-09-21時点

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掲載の価格・仕様は2026-09-21時点のものです。スペックはメーカー公式サイトの記載に基づきます。実機による測定は行っていません。
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